施工管理1年目の仕事内容とは?西進開発の一日の流れを紹介


皆さんこんにちは。神奈川県厚木市を拠点に、神奈川県・東京都内・埼玉南部・静岡東部で公共の土木工事・舗装工事や民間の建築外構を手掛けている西進開発です。


施工管理の仕事は、建物や施設の建設工事における品質・安全・スケジュール管理を担当する大切な役割です。特に、施工管理1年目は、建設現場での実務経験を積むために、様々な現場での業務に携わることが多いです。しかし、実際の現場での業務内容については、なかなかイメージしにくいものです。


この記事では、施工管理1年目の仕事内容と共に、西進開発での一日の流れを紹介します。

施工管理の仕事に興味のある方や、新入社員の方は、ぜひ参考にしてみてください。





■施工管理1年目の仕事はなにする?



施工管理とはどんな仕事を行うことなのか、なかなかイメージできないことが多いと思います。

とくに施工管理1年目では十分な知識や経験がないので、まずは仕事を覚えることが先決といえます。


そして施工管理においては、仕事に対する厳しい姿勢や豊かな人間力が欠かせません。

これらは若い頃からの地道な努力があってはじめて身に付くものなので、まずは与えられた仕事を確実にこなすと共に、常に積極的に必要な技術を習得することが大切です。そこで最初の1年間をどの様に過ごすのかが極めて重要といえます。

施工管理1年目の仕事には、次のようなものがあります。



・先輩のサポート

施工管理部門に配属が決まるとまずは先輩社員に同行して現場に行き、先輩をサポートしながら仕事の進め方を覚えることになります。


現場では先輩が職人さんたちにどのように接してどんな指示をしているのか、職人さんの質問に対してどのように答えているのかなどを良く聞いて、わからないことがあったらあとで先輩に尋ねてみましょう。

こうした機会ははじめのうちだけだと思って、決して見逃さないことが大切です。


また先輩社員がどんな仕事をどんな段取りで行っているのかを知っておくことが後々役に立ちます。

はじめのうちはおおまかでも良いので、仕事の段取りのしかたを覚えることが重要になります。


さらに与えられた仕事をただこなすだけでなく、先輩をサポートするのが新人の大切な役割になります。

行政への申請や書類作成などの事務作業を手伝うことで、少しずつ施工管理業務を覚えていくことができます。

またある程度仕事に慣れてくれば、業者とのやりとりや発注書類の作成、報告書類の作成、原価計算、などもサポートすることができるようになります。

測量でのトランシット、レベルの操作や距離の計測等の技術の習得も土木工事の現場では必須なので、しっかりと覚えておくようにしましょう。



・仕事の流れ、道具や工法の名前を覚える

先輩に同行して現場を巡回した際には、おおまかな仕事の流れを把握しましょう。

特に新人のうちは、先輩社員から指示された個々の作業に追われて視野が狭くなってしまいがちです。

しかし作業全体の流れを把握して、物事を見通す意識を持つことが大切です。

わからないことがあれば何でも質問することができるのは新人の特権といえます。

積極的に質問して、仕事の流れの理解を深めましょう。


次に現場で使用する道具や重機の名前を覚えます。

一般名、商品名、通称などすべて覚えておくと良いでしょう。

普段は馴染みのないものが多いので、わからなければ職人さんにも迷惑をかけてしまいます。

一方、これらを覚えているだけで職人さんとの会話がはずむようになり、相手との距離を縮めることができます。

また相手の話もわかるようになるので、自信をもって話せるようになるでしょう。


さらに「掘削」「盛土」などの専門用語に加えて、「バーチカルドレーン工法」、「深層混合処理工法」、「薬液注入工法」などといった土木工事の工法についても覚えておく必要があります。

とにかく道具や工法の名前がわからなくては現場では戦力にならないので、できるだけ早くこれらの名前を覚えることが大切です。



・現場を巡回しながら安全管理、整理整頓

現場では数多くの資材や工具が使われ、廃材も発生します。

これらが足元に散らかっていると作業効率が悪くなるばかりか、労災事故の原因にもなりかねません。

労災事故が発生すると単に工程管理に影響を及ぼすだけでなく、企業イメージを著しく損ねてしまうことにもなるので、現場では「安全第一」が求められます。

したがって現場を巡回しながら安全管理を行い、時には職人さんと一緒に片付けしたり整理整頓したりすることが大切です。


新人の時に職人さんの仕事を手伝うことで職人の苦労が良くわかり、環境改善の工夫にもつながります。

また職人さんとのコミュニケーション向上にも役立つので、積極的に自ら率先して現場内の整理整頓を心掛けましょう。


尚、「安全管理」は施工管理の仕事の中では「工程管理」、「品質管理」、「原価管理」と並んで「施工管理業務の4大管理」と呼ばれる重要な仕事のひとつです。



・現場の写真撮影

施工現場で工事写真を撮ることも施工管理の大切な仕事のひとつです。

工事写真とは工事の着工から完成までの施工状況や施工経過等の記録となるもので、現場での写真撮影は施工管理1年目の新人に与えられる重要な仕事といえます。


工事写真は検査や施工管理の報告の際に、コンクリート内部の配筋状況など完成後には見えなくなってしまう箇所の確認手段として用いられるほかに、出来高や品質等を確認するために用いられています。

したがって写真撮影を行って記録として残すことで、工事が適切に行われた証拠になります。


そして工事写真の撮り方にもコツがあるので、早いうちにこれらのコツを抑えておくことが大切です。

現場での写真撮影のコツは下記の通りです。


∟事前に撮影計画を立てておく

撮り忘れを防ぐために、事前に撮影計画を立てておきましょう。

また公共工事の写真撮影は仕様書に忠実に行ってください。


∟5W1Hが読み取れるように意識する

請負業者・立会人等(Who)や日時(When)、工事場所(Where)、工事名・工事種目(What)、工事目的・規格・寸法(Why)、施工方法・施工状況(How)がわかるように必要に応じてスケールや添尺、黒板を添えて撮影しましょう。


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■西進開発での1年目施工管理の1日の流れを紹介



施工管理とは、建設現場で建築物の品質・工期・安全・コスト管理を行う重要な仕事です。

今回は西進開発の1年目施工管理の1日の流れを紹介します。


・現場の場合

8:50 朝礼(現場)

現場で働く職人さんや協力会社のスタッフと朝礼を行います。その日の作業内容や安全に関する確認を行います。


9:00 作業開始(現場管理)

現場の巡回を行い、作業の進捗を確認することが現場管理の仕事です。
現場を見回って危険なところがないかを調べたり、自分を含めた作業員の保護具は適正かどうかを確認したりし、安全管理を徹底します。工程の優先順位や変更がある場合はその場で指摘して調整を行います。必要に応じて、作業中に適宜休憩を取ります。


12:00 昼休憩

現場での作業が一段落したら、昼休憩をとります。弁当を食べたり、職人の方と会話をしたりと、一息つきます。


13:00 作業開始(現場管理)(適宜休憩あり)

昼休憩後、現場昼礼が入る場合があります。
昼礼では各協力会社の職長を集めて午後の工事の変更点や注意点を確認や翌日の作業内容、作業場所、工程確認、資材搬入時間などを調整するための会議を行います。
昼礼後、現場での作業を再開します。作業中には、職人さんとコミュニケーションをとりながら、作業を進めます。


16:30 作業終了

その日の作業が終了したら、現場を清掃し、片付けを行います。また、翌日の準備を整えます。


17:00 事務所到着、原価集計

現場から事務所に戻り、その日の工事の進捗報告や原価集計を行います。施工中の原価管理は、工事の収益を左右する大切な仕事です。
その他、翌日の会議資料を作ったり、当日見つかったトラブルの解決策を考えたりすることもあります。


18:00 退社

当日の仕事と翌日の準備が終わったら、退社します。
特にトラブルがなければ早い時間帯に帰宅できます。



・デスクワークの場合

9:00 朝礼(事務所) ⇒作業開始(書類作成)

施工管理の仕事は、現場だけでなくデスクワークも多く含まれます。主に書類作成がその一例で、資材の発注書や工程表、工事の進捗状況報告書など、様々な書類があります。また、図面のチェックや市役所や元請の訪問も、デスクワークに含まれます。


12:00 昼休憩

施工管理の仕事は、長時間作業することが多いため、昼休憩はとても大切です。昼休憩中は、しっかりと栄養をとって、体を休めることが大切です。


13:00 作業再開

昼休憩後は、書類作成、市役所や元請の訪問などの作業を行います。特に、書類作成は工事の進行にも大きく関わってくるため、正確な情報を収集し、適切な文書を作成することが求められます。
急なトラブルがあれば、現場に向かうこともあります。


18:00 退社

一般的に施工管理の勤務時間は長めと言われており、残業が発生する場合もありますが、定時に退社できるように、しっかりと時間管理を行いましょう。



》建設業界の慣習を一緒に壊しませんか?西進開発が取り組む建設DXとは




■まとめ


施工管理とは、現場管理だけでなく書類作成などのデスクワークもあり、多岐にわたる業務があります。1年目では初めての仕事であるため、ミスをすることもあるかもしれませんが、報連相の徹底や先輩や職人さんとのコミュニケーション、2級施工管理技士の勉強など、日々努力して成長していくことが大切です。


規模の大きな仕事に携わることでやりがいや達成感を感じたいという方は、施工管理の仕事を目指してみてはいかがでしょうか。




■西進開発では未経験から施工管理で活躍できる環境があります!



西進開発では、公共土木工事の施工管理職を募集しております。弊社は神奈川県厚木市を拠点に、公共の土木工事・舗装工事や民間の建築外構を手掛けている会社です。主に土木工事の5大管理を担当し、インフラを支えています。現場の施工から管理まで一括で対応できることから、県や市の案件で多数の実績があり、高い評価を獲得してきました。


近年はDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進しており、残業時間の削減に取り組んでいます。オンライン勤怠管理やテレワークなどによって業務効率化を図り、残業は月10時間未満を実現しているため、ワークライフバランスの取れた働き方ができます。


直近数年は毎年、新卒者を2名ほど(高卒も数名)採用している実績があります。内定者に対して顔合わせや懇親会、新人研修などのフォローを行っているため、新卒や未経験者でも安心です。また、専門資格を保有する熟練スタッフが多数在籍。最初は先輩と現場に同行し、OJTによって現場作業を学ぶため、1からしっかりと技術を身に付けられます。


もちろん、経験者の方も大歓迎。建設・土木作業員や施工管理の経験がある方、1級・2級土木施工管理技士の資格をお持ちの方は、能力に応じた待遇でお迎えします。社会に貢献でき、将来性も抜群の公共土木工事に携わってみませんか? 興味のある方はお気軽にご連絡ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。


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