皆さんこんにちは。神奈川県厚木市を拠点に、神奈川県・東京都内・埼玉南部・静岡東部で公共の土木工事・舗装工事や民間の建築外構を手がけている西進開発です。
建設業界では、紙の書類を重視した、昔ながらのアナログ式経営方法を継承している会社が多く見られます。人材不足や高齢化、生産性の低さなどを解消し、建設業界の働き方改革を進めるには、DX導入の促進が重要です。
今回は、神奈川県厚木市に本社を構える西進開発が取り組む建設DXについて、内容および建設DXに対する弊社の考え方などについて、徹底解説します。建設業界の慣習を変えたいと意気込んでいる方は、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
■建設DXとは
建設DXとは、建設業界にAI(人工知能)・ロボット・ドローン・ICT建機・IoT・その他ITツールなどのデジタル技術を取り入れ、業務プロセスを改善する取り組みです。これによって業務の生産性を上げ、プロセス全体の最適化につなげます。
建設DXが最初に注目されるようになったのは、新型コロナウイルス感染拡大の影響がきっかけでした。あらゆる業種でビジネスのオンライン化が進んだ中、建設業も対応に迫られたのです。とはいえ、これまでの建設業では、現場で現物を目の前にして打ち合わせをする「対面主義」が当たり前だったため、現在でも多くの企業が手探りでDXを進めています。
また、建設業界の大きな問題点である人手不足も、DXを早急に進めるべき理由となっています。インフラの老朽化により、建設業の需要が高まる一方で、十分な人員や予算の確保が困難になっているのです。DXによる業務効率化は、建設業界が抱える課題を解決するための重要な手段です。
建設業でも、2024年4月から「働き方改革関連法」が適用されます。時間外労働の上限が規定されるようになるため、これまでのように時間外労働を前提として工期を組むことが難しくなってきます。現場の図面や報告書などで、紙が多く使われているのも、労働時間を長くしている要因だと考えられるため、DXにより業務効率化を行うことで少しでも労働時間を短縮しなくてはなりません。
■建設DXのメリット
建設DXの導入により、さまざまなメリットが見込まれますが、最も大きなメリットだと考えられるのは業務効率化が可能になる点です。DXによる手続きの電子化で、書類の検索・作成・保管や、申請・承認・回覧などもスムーズにできるようになります。
またリモートによる正確な打ち合わせが可能になる・情報共有がしやすくなるなどの効果があります。これにより現場作業も効率的に進められるため、生産性の向上にもつながるのです。
現場の軽減負担は、人手不足の解消にも役立ちます。業務効率化により長時間労働が改善され、DXの活用で現場負担が軽減されると、これまでよりも少人数・短時間での作業が可能です。
さらに、DXのメリットとして、技術の蓄積もできるようになります。高齢化が進む建設業では、熟練職人の技術を受け継ぐ若者がおらず、技術継承が難しくなっている企業も増えています。DXのひとつであるAI技術は、職人の技術や動きを映像解析し動きが再現出来るものであり、職人の技術をデータとして残せます。直接指導ができなくとも、AIが技術継承の役割を担ってくれるのです。
■西進開発が取り組んでいる建設DXとは
西進開発では、働きやすい建設業界を目指してさまざまな建設DXに取り組んでいます。
社員が、時間を有効活用した作業ができるよう、ポケットWi-fiとノートパソコンを支給しています。これにより、雨で現場作業が止まった時なども、会社に戻らなくとも作業が可能です。
また弊社では、業務効率化を目的とし、電子小黒板と言う工事写真管理ツールを導入しています。これにより、黒板作成が簡単かつきれいにできるだけでなく、写真整理も素早く行えます。ツールは、写真が不正に複製されないよう、改ざん検知機能が付いたものが一般的です。
業務の面だけではなく、勤怠管理についてもDXを進めています。オンライン勤怠管理ツールの導入で、現場に行っても出勤確認が可能となったほか、社内朝礼をオンライン会議で行うことで、現場に出ている社員も朝礼に参加できます。オンラインで事務所と現場をつなぎ、常に勤務状況や作業の進捗状況がチェックできるため、直行直帰も可能です。
業務上のやり取りも、積極的にチャットを活用しており、労働時間の削減につながっています。現在の残業時間は月10時間未満と、建設会社としてはかなり短い残業時間です。しかし、今以上に残業時間を減らすべく、さらにチャットやオンライン会議、テレワークなどのITツールを活用する幅を広げていきたいと考えています。
建設業界では長時間労働が常態化しているため、弊社では他の業界と同じく休みたいときに休める社内環境を目指し、業務の効率化を進めています。
■新しい常識を取り入れていかないと業界は変わらない!
建設業界は、昔ながらの慣習が今なお根強く残っており、すぐに変えるのは難しいでしょう。しかし、建設業界の将来を考え、若い人たちが働きやすい環境を作るには、建設業に関わる全ての人たちが新しい常識を取り入れ、業界を変えようと言う気持ちを持つことが大切です。
西進開発においても、主体的に建設業界を変えていこうとの思いで、さまざまな取り組みを行っています。そのひとつが、今回紹介したDXの導入です。DXにより業務効率化を実現することは、建設業の将来を明るくするものに他なりません。国土交通省が、建設業における生産性を高める目的で、2015年から「i-Construction」の取り組みを始めたことからも分かるように、建設業の業務効率化は国全体の課題ともいえるでしょう。
業務量が少なくても、「先輩が残っているから帰りづらい」「周りが振替休日を取らないから、自分だけ取るわけにはいかない」という状況は、早急になくしていきたいと考えています。
現在、中小企業で建設DXを取り入れている会社はそれほど多くありません。西進開発は、先陣を切ってDX導入を始めた会社なのです。
■若手にも働きやすい環境がある西進開発で一緒に働きませんか
西進開発では、公共土木工事の施工管理職を募集しています。安心の研修体制を整えており、資格を保有した熟練スタッフが丁寧に指導します。直近数年は、新卒を2名ほど採用しており、その中には高卒も数名含まれます。内定者には、入社まで適宜フォローを行っておりますので、安心して入社を迎えられます。
入社してからしばらくは、先輩と現場に同行し、OJTで仕事を覚えていただきます。今回紹介した、オンライン勤怠管理やテレワークなどの業務効率化ツールも活用してください。
弊社は福利厚生も充実しており、年2回の賞与の他に業績賞与を支給しています。資格手当や役職手当など、頑張りに応じて給与UPも見込めますので、ぜひ自分の可能性に挑戦してみてください。
随時求人募集を行っており、経験者はもちろん未経験者の方も大歓迎ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。作業員や施工管理の経験、1級、2級土木施工管理技士をお持ちの方は、能力に応じてしっかりと優遇させていただきます。
DXは、今や建設業には欠かせない取り組みですが、建設業全体での活用には未だ至っていません。建設業の仕事にDXの概念を浸透させ、先行きが明るくなる取り組みを一緒に進めていきませんか。