代表インタビュー|西進開発が目指す建設業界の未来とは?

皆さんこんにちは。神奈川県厚木市を拠点に、神奈川県・東京都内・埼玉南部・静岡東部で公共の土木工事・舗装工事や民間の建築外構を手がけている西進開発です。


弊社は、平成20年の創業以来、一流の仕事の成果をお客様にお届けするために、さまざまな取り組みを行っております。お客様から安心して仕事をご依頼いただけるよう、ワンストップ提案型を強みとしている会社です。


今回は、弊社の日頃の取り組みや代表の思いなど、弊社が目指す方向性をお伝えしたいと思います。




■西進開発が立ち上がったきっかけ・屋号の由来とは


北海道の道東出身である弊社社長は、もともと横浜の建設会社で勤務しておりました。小田原エリアで前任者が退職し、ゼネコンの営業所も撤退したことで、それまで働いていた社員が今後の仕事について悩んでいた時期があったのです。このタイミングで、平成20年に地元の社員を全員雇って厚木で会社を立ち上げ、現在まで事業を展開しております。


立ち上げ当初は、4~5名の社員からスタートしました。「西進開発」という屋号のきっかけは、オンリーワンの屋号にしたかったというのが、最も大きな理由です。社長が北海道出身であることから、西に向かうイメージで「西進開発」と検索してみました。その結果、同じ社名はひとつもヒットしなかったため、屋号として決定しました。


現在では、40名ほどの社員が在籍し、日々業務を行っております。各種公共工事を幅広く手がけ、厚木市から優良会社として表彰を受けるまでに成長いたしました。これもひとえに、お客様からのご支援をいただいた賜物でございます。




■西進開発の強みはワンストップ提案型


弊社の強みは、ワンストップ提案型である点です。施工から管理まで一括で対応することで、高品質の施工が可能です。お客様目線で常にご提案と施工を行うよう心がけ、お客様のご要望を現場に反映することで、お客様のニーズに合わせた施工をご提供いたします。


ワンストップ提案型を採用するようになったのは、自分たちの施工を認めてもらいたいという代表の強い思いがきっかけでした。創業当時の建設業は、人材不足・ぼったくり・長時間労働など、マイナスのイメージがとても強かったのです。さらに、元請けが下請けに対して強い態度をとるスタイルが一般的であり、代表はどうしても納得ができませんでした。この状況で、現場の状況よりも書類の内容が重視される傾向があり、現場の社員たちの頑張りが伝わらない状況にもどかしさを感じていました。


そこで、しっかりとした施工を通じて、自分たちの仕事を認めてもらいたいという気持ちが強くなりました。出来栄えにこだわるためには、ワンストップ型の施工が必須であると考え、弊社の強みとして前面に押し出すよう努めております。


この取り組みを続けた結果、弊社の取り組みや仕事に対する姿勢が徐々に認められるようになりました。現在ではお客様から別のお客様をご紹介いただくケースも増え、社員の士気を高める結果につながっています。




■採用コンサルタントと契約したきっかけ


弊社が、採用コンサルタントと契約している旨は、下記のブログでもご紹介しております。


自分の給料は自分で決める!西進開発の人事評価制度や福利厚生を紹介します


コンサルタントと契約する前は、求人媒体やエージェント経由で中途採用を行っても、入社した社員がすぐに退社してしまう傾向が強かったのです。どうしたら良いものか悩んでいたタイミングで、現在のコンサルタントと偶然知り合いました。


建設業に限らず、幅広い視点と常識的な感覚を持ったコンサルタントにより、採用活動も良い方向に進むようになったのです。採用の傾向やルールは3年ぐらいで変化しているため、コンサルタントを通じて情報を入手し、最新の就職・転職の動向を把握するようにしております。


現在、弊社の社員の割合は、中途採用が2割・新卒が8割となっています。コンサルタントが、新卒で入社した社員に対するオンライン面談を、1年間毎月実施しております。コンサルタントならではの視点から、社員の気持ちや今後の目標などを確認することで、「この仕事を長く頑張っていきたい」という社員が、以前よりも増えてきたのです。


また、採用コンサルタントとは別に、業績についてのコンサルタントとも契約しております。社員から提出されたレポートをもとに毎月会議を開き、売り上げなどの数字に敏感になることで、PDCAの「C」(検証)を重視するよう、社内全体への意識付けも行っています。実行した計画を検証しなければ、その後の改善に繋がらないためです。




■弊社が収益を確保できるようになったのはなぜか


弊社は、総額1億円以上の元請け受注実績が多数あり、大企業と遜色ない給与体系を実現しております。これは、2024年に施行される建設業の働き方改革に対する取り組みと、深く関係があるのです。


働き方改革により週休2日になることで売り上げが落ちると、建設業全体で危惧されています。確かに、これまで週休1日で稼働していた会社が週休2日になると、売上の点を懸念するのは当然と言えるでしょう。


そこで弊社では、納期や人数の関係も見越して、働き方改革に向けた提案を積極的に行ってまいりました。DX化を進めているのも、働き方改革への取り組みのひとつです。自分たちが正しいと思うことを実行するために、全員にノートPCを支給したところ、直行直帰が増え残業時間の削減につながっています。さらに、現場の写真管理アプリ・オンラインによる勤怠管理・テレワークなどを導入した結果、月10時間未満の残業時間が実現できたのです。


上記に加え、ダラダラ仕事をしない・メリハリをつけて仕事に取り組むなどの施策を行うことで、土日にしっかりと休めるようになり、平日に集中して仕事ができるようになりました。社員が効率良く仕事をし、付き合い残業が発生しないよう、代表自身も定時まで会社にいることはほとんどありません。代表が会社に残っていると、社員が帰りづらいと感じるため、代表自らが率先して残業時間の削減に努めています。


ただ、建設業の特徴として、アナログを主流としている会社が今も多いのが現状です。FAXで図面が送られてくることも多いため、業務をスムーズに行うために建設業全体でアナログ主体から脱却していきたいと考えています。中小企業でDXを導入している会社はまだ少ないため、弊社がその舵取り役を担えるよう、自然な形で今後もDX化への取り組みを続けてまいります。




■社員に対して代表が伝えていることとは


現在在籍している社員の構成は、年代が逆ピラミッド型になっており、正直なところ年齢層は以前とあまり変わっておりません。高い年代の社員は、目的と意識を合わせるのが難しく、新しい考えを取り入れるマインドチェンジができるまでに時間がかかると感じます。一方若手社員は、発想力が豊かで提案型であるうえ礼儀正しく、弊社にとって大変頼もしい存在です。


会社をきちんと整備したいとの思いから、社員に対して「ありがとう」「ごめんなさい」が言えるようにしたり、社員同士で「お前」ではなく「○○さん」と呼ぶようにしたりすることで、社内の雰囲気が良くなったと感じております。以前は、このような言葉がなかなか出せない社員も多数おりました。相手に対して敬意を持つと、年齢に関係なくこのような言葉が自然に出るようになるのです。少しずつ意識を変えることで、現在では全ての社員が実行しております。




■これからの西進開発が目指す方向性とは


代表が考える弊社の方向性は、「成長し続ける」というものです。代表は、60歳で勇退を考えており、従業員に会社を託したいと考えています。そのために、新卒で入社した社員から10年以内に役員を選出し、次世代の代表として会社を担ってもらえるよう、先を見据えた取り組みを進めています。


現在では、毎年2~3名の新卒を採用しておりますが、若手社員が少しずつ増えていくといい会社ができると、代表は考えております。若手の新しい感覚は、弊社の成長や建設業全体の改革に必要不可欠なものです。


逆ピラミッドになっている弊社の社員構成をピラミッド型にして、20代の社員を増やすことが、第一の目標です。若手社員がいる会社へ仕事をお願いしたいとのご要望をいただくこともございます。より幅広いご要望にお応えすべく、充実したサポート体制とOJTにより若手社員を一人前の職人に育てるのが、弊社の使命だと考えております。


建設業全体で高齢化が進んでおり、若手の人材不足が顕著になっているのは、皆様もご存知でしょう。新卒で建設業の仕事を始めるのは不安だと感じる人が多いのも事実です。弊社では、この不安を払拭し、仕事を通じて成長できるよう、全力でサポートいたします。




■社員に対して望むこととは


代表は、社員に対して、常識感を持ち続けていい循環を繰り返してほしいと考えています。これにより、当たり前のことが当たり前にできるようになり、自然な形で好循環が生み出せるでしょう。


現状が当たり前だと感じたり、自分にはできないと決めつけたりしてしまうと、決して成長は望めません。常に一歩先の未来を見据えて、新しい視点で日々の仕事に取り組むことで、弊社が目指す方向性である「成長し続ける」が実現できるようになります。


働き方改革により、建設業はこれから本格的な改革が始まると言われています。社員が新しい常識を取り入れ、好循環を生み出せるようになるよう、弊社も社員とともに成長し続けたいと考えております。




■最後に


西進開発は、建設業が働きやすい業界となるよう、さまざまな取り組みを行ってきました。今後もその方向性が変わることはありません。ワンストップ提案型の強みを生かしつつ、常に成長し続けられるよう、業務に邁進していく所存です。



■採用情報はこちら


■その他のブログ記事はこちら


■施工事例はこちら